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筆者プロフィール
- 2023〜2025年、東京都内でタクシードライバーとして勤務
- 累計走行距離:約9万km
- 直近年度の年間売上:約900万円(隔日勤務・アプリ併用)
- 現在は AI を活用した転職支援・副業設計の情報発信を行いながら、「40代・未経験でも人生を再設計できる働き方」をテーマにブログを運営
ここまで全9本の記事を通して、
「40代・未経験でも月収40万円を目指せるタクシー転職のリアル」を整理してきました。
それでも、
・本当に稼げるのか
・健康・体力面は大丈夫か
・税金や会社選びで失敗しないか
といった不安は尽きないと思います。
この記事では、現場経験+公的データをもとに、よくある疑問10個に一つずつ答えていきます。
収入・お金に関するQ&A
Q1. 未経験でも本当に稼げる?保証給が終わった後は?
A. 月収30〜40万円台は「現実的なライン」です。
ただし、会社選び・営業パターン・地理の習熟しだいで結果は大きく変わります。
私のまわりでも、
・明け休みをダラダラ過ごしがち/営業パターンを組めていない人 → 手取り20万円台前半
・アプリと付け待ちスポットを研究し、時間帯ごとの動きを決めている人 → 手取り35〜40万円前後
というように、「やる/やらない」で月10万円以上の差が出るのが現実です。
(数字は私の勤務先・同僚数名の例であり、すべての人に当てはまるものではありません)
保証給のイメージ
都内の大手・準大手では、未経験向けに以下のような設計が多いです(あくまで一例)。
- A社:6か月間 月25〜30万円の保証給
- B社:3〜6か月間 「売上の◯%」と「◯万円」の高い方を支給
- C社:保証なしただし、歩合率が高め(60%台など)
ポイントは「保証給が終わった後に、どのくらい売上を作れるか」。
保証給後に安定させるための3本柱
- 会社選び
歩合率・保証給・決済手数料・教育体制を比較 - 地理の習熟
まずは「自分の縄張り」エリアを決めて徹底的に走る - 営業パターンの固定化
時間帯ごとに「どこに立つか」「どこへ流すか」を決める
Q2. 税金や確定申告はどうなる?
A. 正社員タクシードライバーは「給与所得」扱いで、基本は年末調整で完結します。
- 会社が毎月の給与から源泉徴収
- 年末に会社が年末調整を実施
そのため、本業のみの場合は自分で確定申告をする必要はありません。
ただし、次のような場合は確定申告が必要になる可能性があります。
- 副業(アルバイト・個人事業)で年間20万円超の所得がある
- 医療費控除やふるさと納税などで、自分から還付申告をしたい
副業をする場合は、住民税の「普通徴収」への切り替えもポイントです。
確定申告書で「自分で納付」にチェックを入れないと、本業の給与に副業分の住民税が合算され、会社に副業が察知されるリスクがあります。
税制は毎年変わる可能性があります。詳細は国税庁サイトや税務署、税理士・FPなど専門家にご確認ください。
勤務・生活に関するQ&A
Q3. 隔日勤務の「明け休み」はどう使う?
A. 体力回復と「人生の再設計」に使える貴重な時間です。
隔日勤務は、
・1日目:出勤(13:00〜翌9:00 など)
・2日目:明け休み(ほぼ休み)
・3日目:公休 or 再度出勤
というサイクルで、月の半分以上が「非勤務日」になります。
私の場合、明け休みはおおよそ次のように使っています。
- 午前:睡眠・回復(最優先)
- 昼〜午後:家事・買い物・家族時間
- 夕方前:ブログやAIツールを使った副業/次回営業の振り返り
「空いたらやる」ではなく、カレンダーに最初から時間ブロックを入れると、
副業で月3〜5万円プラスするのも十分現実的です。
※副業の可否・制限は会社ごとに違います。必ず就業規則を確認してください。
Q4. 体力・健康面が不安です…
A. 極端な無理をしなければ、40代からでも十分に続けられます。
隔日勤務は拘束時間が長いぶん、次のような工夫が重要です。
- 仮眠の先取り:眠くなる前に15〜20分の仮眠を2回ほど挟む
- 軽食分割:炭水化物を一度に大量に摂らず、小分けにする
- 水分補給:こまめな水分補給、終盤はカフェイン控えめ
- 定期的なストレッチ:信号待ちに首・肩・腰を軽く動かす
多くの会社では、年1〜2回の健康診断やストレスチェックもあります。
とはいえ、持病や体力は人それぞれなので、心配な方は事前に医師に相談しておくと安心です。
3. 会社選び・面接に関するQ&A
Q5. 会社選びで絶対に失敗したくない…
A. 「歩合率」「保証給」「教育体制」の3つは最低でも確認してください。
都内では、同じ「月間営収80万円」でも、
・歩合率55%の会社 → 歩合部分 44万円
・歩合率62%の会社 → 歩合部分 49.6万円
と、歩合だけで月5万円前後の差が出ることもあります。
面談・説明会では、次のような資料をお願いしてみてください。
- あなたの想定シフト・売上レンジでの給与シミュレーション
Q6. 面接で必ず聞かれることは?
よく出るのはこの3つです。
- 志望動機
- これまでの仕事で大切にしてきたこと
- 勤務条件(隔日勤務・夜勤への不安など)
「きれいな言葉」よりも、以下のような軸で話すと伝わりやすくなります。
・安全運転や時間厳守など、これまで大事にしてきたこと
・40代から転職する理由と、タクシーを選んだ理由
・不安も正直に認めた上で、どう工夫しながら続けていくか
自己PRや3分プレゼンの具体例は、
面接対策記事(自己PRテンプレ編)の方で詳しく分解しています。
👉 40代未経験の【タクシー面接】3分自己PRの型で内定に近づく!
4. 営業・業務に関するQ&A
Q7. 道に自信がありません…
A. 「今詳しくない」が前提でOK。その上で、どう覚えていくかを話せば問題ありません。
面接・実務ともに大事なのは、
- 正直に「今は詳しくありません」と伝える
- カーナビ任せではなく、地図・実走・振り返りノートで覚える姿勢
- 迷いそうなときに、お客様への確認や安全な停車ができるか
実務でも、最初から都内全域を覚える必要はありません。
- まずは会社周辺〜主戦場エリアの5〜10km圏内を重点的に
- 配車アプリの履歴や日報で「よく行く場所」をリスト化
- 1〜3ヶ月単位で、徐々に守備範囲を広げる
Q8. 雨の日や深夜、どう動けばいい?
A. 「回転率重視の雨」と「単価重視の深夜」で、考え方を分けると整理しやすいです。
- 雨の日
・短距離のお客様が増える
・駅・商業施設・病院などの乗り場・ロータリー周辺が強い
・「1本あたりの距離」より本数(回転数)重視 - 深夜(終電前後〜始発前)
・終電後の帰宅ラッシュ(23:30〜1:30)
・主要駅・繁華街周辺での付け待ち+流し
・1本あたりの単価が上がり、1日の売上の3〜4割をここで作る日もある
「いつどのエリアにいるか」で、売上はかなり変わります。
詳細は休憩スポット・時間帯戦略の記事でパターン別に解説しています。
5. トラブル・リスクに関するQ&A
Q9. 事故やクレームがあったとき、会社は助けてくれる?
A. 大手・準大手はサポート厚めですが、「自己負担ゼロ」とは限りません。
最近は、募集要項などで「原則として事故時の自己負担なし」と明記する会社も見られますが、 一方で「事故負担金(免責額)」の規定を設けている会社も多くあります。
多くの会社では、
- 会社加入の任意保険
- 事故対応専門部署/指導担当
- 弁護士・顧問のサポート
などの仕組みがあります。万が一のとき、一人で全てを抱え込む必要はありません。
一方で、「事故負担金(免責額)」が設定されている会社も多く、
・1件あたり数千円〜数万円の自己負担
・上限◯万円まで、という規定といったルールがあります。
Q10. 本当に40代未経験でも続けられる?
A. 可能です。実際に40〜50代の転職者が業界のボリュームゾーンです。
タクシーは、
・体力よりも安全運転・継続性・真面目さ
・「勢い」よりもコツコツとした改善・学習
が評価されやすい仕事です。
私自身も40代で未経験入社し、1年目後半から、
・月間営収 85〜90万円前後
・手取りベース 35〜40万円前後
というラインを安定させられるようになりました。
もちろん、これは一例であって、地域・会社・個人の適性により結果は大きく異なります。
大切なのは、
・自分の体調と相談しながら「続けられるペース」を作ること
・1〜2ヶ月で諦めず、半年〜1年スパンでじっくり型を作る意識
だと感じています。
この記事のチェックリストで聞きたいポイントをメモしておいて、
「自分で決めたい軸」+「プロが教えてくれる相場観」を組み合わせて、無理のないペースで検討してみてください。
不安の多くは、「情報が足りない」「比較できていない」ことから生まれます。 事前に第三者の視点も取り入れておくことで、 自分の選択に納得しやすくなり、スタート後の迷いも減らしやすくなります。 「絶対ここが正解」と言い切るためではなく、 「自分なりに考えたうえで選んだ」と言える状態をつくるために、情報収集を活用してみてください。
※求人内容・給与条件・各種手当は、会社や時期によって異なります。最終的な条件は、必ず各社の公式情報・最新の募集要項でご確認ください。
まとめ|不安を「行動の材料」に変えていく
- 収入は会社選び×営業パターン×地理習熟で大きく変わる
- 隔日勤務は「明け休み」をどう設計するかで、体調・副業・家族時間のバランスが決まる
- 会社選びでは、歩合率・保証給・教育体制・事故時の自己負担を必ず確認
- 40代未経験でも、「安全意識」と「学び続ける姿勢」があれば十分にチャンスはある
この記事のQ&Aを、あなた自身の状況に照らし合わせながら一つずつチェックしていけば、
「何となく不安」だった状態から
「ここだけ確認できれば動けそうだ」というレベルまで、
不安を具体的な行動に変えていけるはずです。
タクシー転職ロードマップ|40代未経験から安定収入までの全10ステップ
ここまでのQ&Aに加えて、以下のロードマップ記事を順番に読み進めると、全体像がよりクリアになります。
👉 40代未経験の【タクシー転職】東京23区×隔日勤務で月収40万
👉 40代未経験の【タクシー面接】3分自己PRの型で内定に近づく!
👉 40代未経験タクシー新人が1週間で売上を安定させる【3ステップ】
👉 40代未経験のタクシー転職【結果を出す会社選び】6つの基準
👉 【隔日勤務でもいける?】40代未経験タクシー×副業の作り方
👉 隔日勤務は続く?40代未経験が「明け休み」を武器にする【副業戦略】
👉 タクシー乗務の休憩術|戻り動線【10分の鉄則】
👉 【同じ売上で差が出る?】タクシー給与「段階制vs定率」損得チェック
👉 【40代未経験】タクシー面接「受かる考え方」とNG例
👉 タクシー転職の「そこが知りたい」Q&A10選|給料・事故・保証給
ブックマークしておくと、「何から手をつければいいか分からない」状態から抜け出す地図として使えます。
※本記事の注意事項
・本記事は筆者の経験(2023〜2025年・東京都内)と、公的統計・求人票をもとにした一般的な情報提供です。
・収入・待遇・採用基準・事故対応ルールなどは、会社・地域・時期・個人の働き方によって大きく異なります。
・本記事に記載した数字・事例はすべて一例であり、同様の結果を保証するものではありません。
・転職・副業・税金・健康状態など重要な判断をされる際は、必ず各社の公式資料や専門家(医師・税理士・社労士等)の確認を優先してください。
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